オイレスECOでは、これまで30年以上にわたり排煙オペレーターのメンテナンスに携わってきました。
現在では100件を上回るお客様から、ご依頼をいただいております。
以下に一部の事例をご紹介いたします。
千葉市美浜区の幕張メッセの国際展示場は、1ホール6,750㎡の広さがあり8ホールの展示室を備えた展示場で、平成元年(1989年)に竣工しました。
この展示場の排煙装置には、大屋根スカイライトと外装カーテンウォールを中心にSLE300電動駆動排煙オペレーターを332台のご採用をいただきました。また、補償期間が過ぎた後は「定期メンテナンス」をご契約いただき、部品交換やメンテナンスにより寿命を延すことで排煙オペレーターの適切な維持管理がなされています。
※ 電気部品は寿命があるため、完全に劣化する前に適切な交換が必要です。
※ 幕張メッセは海岸に近いため耐食向上品を使用していますが、劣化は進みます。適切な給油や清掃・部品緩みの増締めが必要です。
NEC本社ビルは平成2年(1990年)に竣工した東京都港区にある、高さ180メートル、地上43階・地下4階の高層ビルです。この建物の非常用エレベーターロビーは、特別避難階段が兼用されているため、自然排煙窓は3m以上の有効開口面積が必要でした。このため外観を損なうことなく、3mの大開口の開放ができる突出し上げ下げ窓と、これを駆動させる特殊な排煙オペレーターの開発がされました。
突出し上げ下げ窓を66セット、上げ下げ窓を37セットご採用いただいたこの物件では、排煙オペレーターが特殊であるがゆえに、早い時期から「定期メンテナンス」を行い、半期に一度の「定期メンテナンス(清掃・給油・ビス緩みの増締め)」や、劣化した部品の定期交換により、適切な維持管理がなされています。
新宿エルタワーは、平成元年(1989年)西新宿に竣工しました。エレベーターホールの附室の排煙窓は開口90度2㎡の大開口部を有する内倒し窓で、ワイヤーロープ型の特殊排煙オペレーターを設置しています。またエントランスホールの大型トップライトはSLE80をベースとした窓廻りの機構が特殊なオペレーターをご採用いただきました。
竣工から数年後、劣化による機械部品や電気部品の交換が発生し、現在では「定期メンテナンス」により部品の寿命を延ばし、定期的に劣化部品を交換することにより、適切な維持管理がなされています。
作業環境の整備と省エネ効果を目的に、排煙窓が設置されています。